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大学への生物

大学入試に向けた高校生物の解説をしています.徐々にコンテンツを増やしていきます.現在は2017年度大阪大学の解説を作成中.解説してほしい問題などのリクエストがありましたらコメント欄まで.

2017年度 センター生物 (本試) 大問 5B 【解説】

センター生物 (2017-本試) 解説

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【解説】難易度:★☆☆☆☆

(4)で計算問題が出てきますが,平易な計算問題です.

他の問題も標準的な知識を問われているので全問正解したいところです.

 

(4)

遺伝子頻度を求める計算問題です.

 

「遺伝子頻度:集団中に含まれている対立遺伝子の割合」

です.計算方法も書いておくと,

①集団の個体数から「遺伝子型」頻度をもとめておく.

②遺伝子頻度をホモはそのまま,ヘテロは1/2をして加える.

と計算します.

 

実際にやってみると,集団の個体数は500です.

①AAの割合:250/500=0.5   Aaの割合:200/500=0.4  aaの割合:50/500=0.1

②Aの遺伝子頻度:0.5+0.4/2=0.7   aの遺伝子頻度:0.4/2+0.1=0.3

となります.

よって正解は④です.

 

(5)

「ある条件下では,世代を経ても集団内の遺伝子頻度は変化しない」

は「ハーディーワインベルグの法則」ですよね.

正解は③です.

 

補足しておくと,問題文にかいてある「ある条件」は言えるようにしておくべきです.

下の条件に当てはまるとき,ハーディーワインベルグの法則に従います.

 

①集団の大きさが十分大きい

②各個体が任意に交配する(相手を選ばないということ)

③突然変異が起こらない

④ほかの集団との間に個体の出入りがない.

⑤各個体に生存力・繁殖力の差がない.

⑥自然選択が働かない.

 

(6)

「遺伝子頻度が変化する」=「ハーディーワインベルグの法則に従わない」

ということですから上に書いた「ある条件」に当てはまらなければ,

遺伝子頻度は変化する可能性があるわけです.

正解は②ですね.

集団内の個体が自由に交配する時,

ハーディーワインベルグの法則に従うので,遺伝子頻度は変化しません.