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大学への生物

大学入試に向けた高校生物の解説をしています.徐々にコンテンツを増やしていきます.現在は2017年度大阪大学の解説を作成中.解説してほしい問題などのリクエストがありましたらコメント欄まで.

2017年度 センター生物 (本試) 大問 7 【解説】

センター生物 (2017-本試) 解説

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【解説】難易度:★☆☆☆☆

3問とも知識問題です.ぜひとも全問正解してください!

センター生物で会話形式の問題が出たのは僕の記憶の中では初めてです.

選択問題の6⃣7⃣ですが,一般的には7⃣の方が簡単な問題なんだと思います.

個人的には,6⃣の方が自信をもって解けるんですが・・・(笑)

では解説していきましょう.

 

(1)

動物の分類ですね.各分類の代表選手は覚えておきましょう.

 

貝類(あさり・ハマグリなど)は軟体動物です.

軟体動物の代表選手は他に,タコ・イカといったところですが,

タコ・イカは当たり前すぎて入試問題にはならないかもしれません.

ということで,貝類は軟体動物と覚えておきましょう.

ちなみに,軟体動物は外とう膜を持ちます.

正解は①です.

 

クラゲは刺胞動物です.

刺胞動物の代表選手は,クラゲ・イソギンチャク・ヒドラ・サンゴあたりです.

刺胞動物は散在神経系を持ち,二胚葉性です.

よって正解は⑥です.

 

(2)

アメフラシの水管を繰り返し刺激すると,やがてえらを引き込まなくなるのは,

「慣れ」の典型例です.

「慣れ:同じ刺激を与え続けたときに,刺激に対する反応性が低下する現象」

です.

慣れは習得的行動の一種です.

習得的行動はシナプスの伝達効率が変化することによって起こります.

習得的行動に代表されるように,

経験によって行動が適応的に変化する過程を「学習」といいます.

よって正解は④です.

 

(3)

順番に選択肢を見ていきます.

①:ヒトデは棘皮動物です.棘皮動物は新口動物に分類され,

  発生過程で原口が口にならず,原口の反対側に口が形成される動物.よって○

②:タコは軟体動物です.脊索を形成するのは,原索動物と脊椎動物です.よって×

③:ウニは棘皮動物です.棘皮動物は三胚葉性なので×

④:アマモは「海草」の一種であり,「海藻」ではありません.

  「海藻」は海に生える藻類,「海草」は海に生える被子植物の単子葉類です.

  両者の決定的な違いは,「海藻」は根・茎・葉の区別がなく,

  「海草」は根・茎・葉がはっきり区別されることです.

  「胚珠が裸出している」は裸子植物のことなので×.

正解は①です.