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大学への生物

大学入試に向けた高校生物の解説をしています.徐々にコンテンツを増やしていきます.現在は2017年度大阪大学の解説を作成中.解説してほしい問題などのリクエストがありましたらコメント欄まで.

2015年度 大阪大学 前期 生物 2A 【解説】

大阪大学(2015-前期) 解説

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【解説】難易度:★★☆☆☆

(1)は教科書レベルなのでもちろん正解してもらいたいです.

(2)は要求されている答えが何かをよく考えないと間違えてしまいます.

そういう意味では(2)は少し難しいかもしれません.

 

(1)

教科書レベルの知識穴埋め問題です.解説は省略.

(ア)アンチコドン (イ)リボソーム

 

(2)

リード文をしっかり読まないとどう答えていいか戸惑うと思います.

RNAにはいろいろな種類があります.

mRNAはもちろんのこと,tRNA,rRNAなんかもRNAです.

高校では習いませんが他にもいろいろな種類のRNAがあります.

 

そしてリード文を読んでいくと,RNAには

・「タンパク質情報をコードするもの」

・「タンパク質情報をコードしないもの」

があり,

・「タンパク質情報をコードするもの」=mRNA

・「タンパク質情報をコードしないもの」=tRNAなど

を挙げています.

 

我々は,「前駆体mRNAからスプライシングによってイントロンがはじかれ,

エキソンが残り,成熟RNAとなる」と習うことが多いので,

スプライシングがmRNAに特異的な過程だと思っている人が多いはずです.

 

ですが,リード文を読むと非コードRNAスプライシング

受けると書かれています.そして下線部②に

「エキソンはタンパク質情報を必ずしもコードしているとは限らない」

とあります.

 

つまり,

mRNAのスプライシングの場合,そのエキソンはタンパク質情報を持つが,

非コードRNAスプライシングの場合,そのエキソンはタンパク質情報を持たない

ということです.

 

では,mRNAにも非コードRNAにも共通するエキソンの特徴は何か.

スプライシング後のRNAに残る可能性がある部分」といえます.

 

なぜ「残る可能性」としたかというと,選択的スプライシングでは,

エキソンが飛ばされて連結したりする可能性があるからです.

 

【解答例】

RNAのうち,スプライシング後のRNAに残る可能性がある部分.(30字)