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大学への生物

大学入試に向けた高校生物の解説をしています.徐々にコンテンツを増やしていきます.現在は2017年度大阪大学の解説を作成中.解説してほしい問題などのリクエストがありましたらコメント欄まで.

2015年度 大阪大学 前期 生物 2B 【解説】

大阪大学(2015-前期) 解説

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【解説】難易度:★★☆☆☆

(3)(4)(5)は実験考察問題ではありますが簡単です.

(6)で間違える人が多発します.言われれば当たり前のことですが,

試験中に焦っている中で気づけた人は意外と少ないような気がします.

(7)も難しくありません.計算過程の説明も苦労はしないでしょう.

 

(3)

・「エキソンAが残る」「エキソンaが残る」の2通り

・「エキソンCが残る」「エキソンCが残らない」の2通り

・「エキソンDだけが残る」「エキソンdだけが残る」「両方残る」の3通り.

よってRNA-ZからできるmRNAは,2×2×3=12通り

 

(4)

「XaBCDdE」が全体のmRNAの何パーセントを占めるかということです.

・「X」「B」「E」は必ず残るので確率は1

・「a」が残る確率は問題文より20パーセントなので1/5

・「C」が残る確率は問題文より60パーセントなので3/5

・「Dd」が残る確率は問題文より40パーセントなので2/5

よって「XaBCDdE」が残る確率は,

1/5×3/5×2/5=6/125より,4.8%.

 

(5)

・「エキソンA」と「エキソンa」ではエキソンAの方が長いので,

 「エキソンA」が残る.

・「エキソンC」は残す.

・「エキソンD」と「エキソンd」は両方残す.

上の3点のようにスプライシングが起これば最長のmRNAができるはず.

よって答えは,XABCDdE

 

(6)

mRNAの中で翻訳される部分は*の開始コドンから,#の終始コドンまでである.

よってこの間の塩基数を足し算し,3塩基で1つのアミノ酸を指定するので,

3で割ればアミノ酸数が計算できそうです.

ですが,これでは間違いです.

終始コドンには対応するアミノ酸が存在しません.

つまり1引かないといけないということです.

(開始コドンはメチオニンをコードします)

 

(600+100+60+90+120+200)/3 -1 =389  

よって答えは389個.

 

(7)

問題文よりアミノ酸残基数は249個です.

したがって開始コドンから終始コドンまでの塩基数は,250×3=750です.

(終始コドンの分1増えています)

あとは図を見て,1~5のルールに合うように塩基数が750になるmRNAを探します.

答えは,XaBCDEです.

解答欄に計算過程を示せと書いてありますが,

上に書いたような感じで文字と数式で説明できていればOKです.