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大学への生物

大学入試に向けた高校生物の解説をしています.徐々にコンテンツを増やしていきます.現在は2017年度大阪大学の解説を作成中.解説してほしい問題などのリクエストがありましたらコメント欄まで.

2015年度 立命館大学 生物 Ⅱ 【解説】

立命館大学 (2015) 解説

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【解説】難易度:★☆☆☆☆

記述はありますが,基本的には教科書レベルの知識問題です.

高得点をとってなんぼのところですよ!

 

(1)

(あ)樹状細胞(い)食(う)血液(え)抗原抗体(お)抗原提示(か)アレルギー(き)アレルゲン

(2)

(ア)(a)抗体産生細胞 (b)体液性免疫 (c)T細胞 (d)細胞性免疫

(イ)骨髄 (ウ)免疫グロブリン 

(エ)抗体を用いる排除方法は体液性免疫の方です.ウイルス感染細胞やがん細胞といった細胞への攻撃は細胞性免疫のほうです.よって答えは③

 

(3)

(ア)2次応答 

(イ)下線部(a)の細胞=B細胞,下線部(c)の細胞=キラーT細胞です.

   記憶細胞を作るのは,B細胞・ヘルパーT細胞・キラーT細胞です.

   よって正解は③

(ウ)記憶細胞

 

(4)

胸腺はT細胞を成熟させる器官で,ここで,自己と反応してしまうT細胞が排除され,

自己と反応しないT細胞(非自己に反応するもの)が残される.

下線部(b)の免疫=体液性免疫,下線部(d)の免疫=細胞性免疫です.

体液性免疫はB細胞が産生する抗体による免疫ですが,B細胞の分化・成熟は

ヘルパーT細胞によるので,体液性免疫は起こりません.よって②は正しい.

細胞性免疫はキラーT細胞による免疫なので,細胞性免疫は起こりません.

よって④が正しい.

他の個体の組織を移植すれば,通常なら拒絶反応が起こりますが,

細胞性免疫を担うT細胞が成熟しないので,拒絶反応は起こりません.

よって⑥が正しい.

正解は②・④・⑥

【解答例】

胸腺が欠損するとT細胞は成熟せず,免疫反応を起こさないから.(30字)

 

(5)

(ア)ワクチン

(イ)

弱毒化した病原体を用いるのが生ワクチン,完全に死滅した病原体を用いるのが不活化ワクチンです.

ちなみに私たちになじみがあるインフルエンザワクチンは不活化ワクチンです.