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大学への生物

大学入試に向けた高校生物の解説をしています.徐々にコンテンツを増やしていきます.現在は2017年度大阪大学の解説を作成中.解説してほしい問題などのリクエストがありましたらコメント欄まで.

2015年度 岡山大学 前期 生物 3⃣【解説】

岡山大学 (2015-前期) 解説

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【解説】難易度:★★☆☆☆

(1)~(3)は知識問題です.確実にとりましょう.

(4)(5)は語句の説明です.聞かれていることは簡単ですが,意外と書きにくいです.

教科書の言葉を自分で説明できるように訓練しておきましょう.

 

(1)

(ア)網膜(イ)錐体細胞(ウ)かん体細胞(エ)平衡覚(オ)うずまき管(カ)半規管(キ)前庭(ク)軸索(ケ)樹状突起(コ)静止膜電位

 

(2)

ヒトの眼の遠近調節は記述でも出る頻出問題です.流れを説明できるようにしておきましょう.

・近くを見るとき

  ①毛様筋が収縮⇒②チン小体が緩む⇒③水晶体が厚くなる

・遠くを見るとき

  ①毛様筋が弛緩⇒②チン小体が緊張⇒③水晶体が薄くなる

なので正解は③⑦です.

 

(3)

耳小骨は中耳に存在する骨で,3つの骨が連結して形成されます.

耳小骨の一端は鼓膜と接していて,鼓膜の振動を受け取ります.

鼓膜からの振動は耳小骨で増幅されます.

そして耳小骨のもう一端は卵円窓に埋め込まれていて,振動をうずまき管内のリンパ液に伝えます.

よって正解は③です.

 

(4)

静止膜電位,活動電位がどのように形成されるのかをチャネル・ポンプレベルで説明できるようにしておきましょう.

図中のAは脱分極の部分を指しています.ここでは,

①細胞に刺激が加わる

②電位依存性ナトリウムチャネルが開き,濃度勾配に従って細胞内にNa⁺が流入する.

③膜電位が上昇して,正になる.

という段階を踏んで脱分極が起こっています.

これをまとめれば正解です.

 

【解答例】

細胞に刺激が加わると,電位依存性ナトリウムチャネルが開き,濃度勾配に従って細胞内にNa⁺が流入して,膜電位が上昇する.(59字)

 

(5)

基本的な用語ですが,いざ説明しろと言われると説明しにくい問題の一つかと思います.

下のポイントは抑えたいところです.

・刺激が閾値より小さい⇒興奮は生じない.

・刺激が閾値より大きい⇒興奮を生じる.

・活動電位の大きさは刺激の大きさに依存せず,一定.

 

【解答例】

単一のニューロンにおいて,刺激が閾値より小さい時は興奮が生じないが,閾値を超えると興奮を生じ,このときの活動電位の大きさは刺激の強さに関係なく一定である.(77字)